鍼灸サロン孔‒KOH‒の⻄上孔⼀朗です。
当院は京都市中京区の京都市役所前駅から徒歩5分のところにあります。
皆様に有益な情報をお届けできるようブログを書いていきますね!
はじめに
早速ですが当院では『首肩痛』『坐骨神経痛』『生理痛』『慢性胃腸炎』に特化した情報をHPにてお伝えしております。
では、なぜこの4つの症例なのか?
今回は『首肩痛』に対する僕の考えと想いをお伝えできればと思います。
- 首肩症状で悩まれている割合は?
- 首肩症状とはどういうものなのか?
- なぜ、首肩痛に特化しているのか?
- まとめ
上記の内容でお話させていただきます。

① 日本で首肩症状で悩まれている方の割合
株式会社ツムラの不調に関する調査(2024年度)によると症状TOP3は、同率1位【倦怠感】【眼精疲労】続いて【頭痛】【肩こり】【不眠】です。
全国の20〜60代の男女3,000人のうち79.8%が上記症状に該当するという結果でした
感じる症状の原因
『やる気や元気が出ない』『睡眠不足』『気温の寒暖差が激しい』などの回答です。
上記のことから首肩の症状で悩まれている方は多いわけです。
首肩の症状で厄介なのは、そこから頭痛や眼精疲労、自律神経失調症などに移行するケースが多い点です。

② 首肩の症状とはどういう状態のことを指すのか?
何かしらの原因で首や肩に下記のような症状が発生している状態のことです。
首の動作に制限がかかる(寝違え症状、頚肩腕症候群)
首を前後に倒せない(前後屈)、左右に倒せない(側屈)、左右に振り向けない(回旋)
肩の動作に制限がかかる
肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)、頚肩腕症候群、石灰沈着性肩関節炎
首や肩を動かした時に腕や手先が痺れる
頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群
上記の症状の度合いも様々ですが治療が必要なレベルをお伝えしておきますね!
症状別で見てみましょう
低レベルの症状
筋肉のコリのみ、少し動かしづらい
こちらは自然治癒力のみで問題ないと考えます。睡眠時間の確保(7〜8時間)、入浴、ストレッチなどが症状を和らげる近道ですね!
中レベルの症状
痛みを感じるレベル
動作制限や痺れなどの症状がしっかり出ている状態で、仕事や生活習慣に支障が出るまではいかないが常に気になるレベルです。この段階に入ると治療の必要性が出てきます。
放っておくと治りが遅くなるケースもあるので早期治療をオススメします。
強レベルの症状
激痛レベル。
生活の全てに支障が出てきている状態です。痛みや痺れで眠れない、動かせない、何もやる気が起きないなどの症状です。ここまでくると治療を開始しても時間がかかるケースが多いです。迷わず医療機関に行きましょう!
ここで補足です。
「整骨院、整体院、鍼灸院、整形外科のどこに行けばいいの?」
この質問をよくいただきますので回答指定おきますね!
整骨院
柔道整復師、鍼灸師が在籍しており保険内診療と自費診療で対応してくれます。基本的には電気治療、超音波、徒手療法、鍼灸治療がメインとなります。上記症状で悩まれていて低、中レベルで悩まれているならここが良いかと思います。
整体院
あくまで個人的意見にはなりますが、無資格者による施術が多い印象です。
もちろん無資格者でもすごく腕のいい方もおられます。逆に有資格者=腕がいいというわけでもありませんのでこれはご縁によりますね。
ただ、腕がいいから資格なくてもいいだろう理論だと少し違うと僕は考えます。
「車やバイクの運転上手いので免許は持ってないです!」
そんな発言をしているタクシーにあなたは乗りますか?
しかし、実際に整体院で治ったというお声もたくさん世の中であります。
そういう事実もあるので一概には言えませんが個人的には正々堂々資格を持った場所の方がいいと思います。
鍼灸院
鍼灸師のみ在籍しているところになります。
整体などではなく鍼とお灸で治療をしてくれます。上記に症状に対する治療では整骨院同様非常にオススメです!
整形外科
誰もがご存知の医療機関です。
これもあくまで個人的意見になりますがご参考までに
- ドクターに診てもらいたい(安心感が欲しい)方
- 痛みの原因をCTやMRIなどで調べてもらいたい(現在地を知りたい)
- 薬物療法を希望している方
上記に当てはまる方は整形外科が良いかと思います。
僕は鍼灸師ですが臨床経験上、鍼灸治療を3回しても何も変化が出ない場合は鍼灸院を変えるもしくは整形外科に行くことをオススメしています。
鍼灸師は「診断」ができません。
「この症状だとヘルニアですね」なんて言葉は言っては行けない立場です。なぜなら、CYやMRIなど医療機器を使用して原因や正しい根拠を探ることができないからです。我々(鍼灸師や柔道整復師)はあくまで理学研さを行い「仮説」をたてるまでのレベルです。
だからこそ、しっかり勉強をして必要であれば整形外科に行くべきだと患者さんに伝えます。むしろ、病院に行っても意味ないと豪語する鍼灸師や柔道整復師のところへは絶対行かないほうがいいです。各々の分野を誇るのは勝手ですが、そのエゴに目の前の方を巻き込む施術者を論外ですからね。
③ なぜ、首肩痛に特化しているのか?
冒頭にもお伝えしたように世の中ではお身体の何かしらの不調で悩まれている方がほとんどです。
その中でも首肩痛で悩まれている方の割合が非常に多いのです。
僕自身、治療院で多くの方々に鍼灸治療をしてきましたが首肩痛が圧倒的でした。だからこそ、お役に立てる確率が非常に高く自信があるのでこちらの症状をあげています。
ここで1番お伝えしたいことはもう一つ。
実は首肩症状で悩まれている方はその症状に加えて別の症状まで誘発することがあります。
それは何かというと「頭痛」「眼精疲労」「不眠症」などです。
自律神経失調症にも大きく影響が出てしまうのも首肩痛の症状の怖いところです。だからこそ、症状が大きくなる前に何とかしてあげたという気持ちから「首肩痛」に特化しております。

④ まとめ
今回は首肩痛に特化した内容でした。
どんな症状でも一人で悩まないでくださいね。
いつでも相談や治療してもらえる場所があるという安心感の有無で人生は大きく変わると本気で考えています。次回は【寝違え】についての内容になります。こちらも楽しみにしていてください