鍼灸サロン孔‒KOH‒の西上孔一朗です。
当院は京都市中京区の京都市役所前駅から徒歩5分のところにあります。
皆様に有益な情報をお届けできるようブログを書いていきますね!
はじめに
早速ですが当院では「首肩痛」「坐骨神経痛」「生理痛」「慢性胃腸炎」に特化した情報をHPにてお伝えしております。
では、なぜこの4つの症例なのか?
今回は下肢末端の感覚障害についてお話していきますね!
神経障害とは何か?
正式には末梢神経障害と言います。
末梢神経とは脳や脊髄などの中枢神経から分かれて、全身の器官・組織に分布する神経のことです。
末梢神経は大きく3つに分かれます。
- 運動神経:筋肉に関係します
- 感覚神経:五感に関係します
- 自律神経:血圧や体温の調整、内臓の働きなどに関係します

痺れに関連する原因疾患のご紹介
頭に原因がある場合に考えられる疾患
- 脳血管障害
- 脳腫瘍
脊椎に原因がある場合に考えられる疾患
- 変形性頚椎症
- 頚椎椎間板ヘルニア
- 頚椎後縦靱帯骨化症
- 腰椎椎間板ヘルニア
末梢神経に原因がある場合に考えられる疾患
- 胸郭出口症候群
- 手根管症候群
内科的疾患の場合
- 糖尿病性神経障害
- ビタミン欠乏症
実際に治療した患者像
40代女性、立ち仕事でヒールを履いて1日中勤務。
過去に腰椎分離症・すべり症を経験。
左第1足趾に痛みはないが感覚鈍麻が続く状態。
腰痛は鍼灸でかなり改善済み。
初来院時の主訴は[首肩痛][腰痛]でしたが、途中から足先の症状も加わり、何度も治療していたがなかなか改善せず…。
ところがある方法でこの症状に変化が出たんです!
先に結論をお伝えすると[経絡治療]に全振りしてみました。
過去の分離症・すべり症からの症状と仮定し西洋医学的アプローチをしていたが変化がなく、
原点回帰で東洋医学的アプローチに変更。
すると2回目で症状がかなり軽減。
患者さんも喜び、最高の一瞬でした。
症状と向き合う大切さ
我々は医者ではありません。鍼灸師です。
個人的に感じるのは、鍼灸師は医師と比べて患者さんとの距離が非常に近いということ。
また、関わる時間も長いので、そこは大きな強みだと考えています。
様々な視点で患者さんと症状に向き合い、今回のような結果をこれからも作れるよう、臨床に励みます。